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症例集

CASE

精密根管治療(マイクロエンド)とジルコニアクラウン治療で第一大臼歯を残すことができた症例のご紹介です。

2026年3月12日

◎症例の概要

今回は精密根管治療とジルコニアクラウン治療で歯を残すことができた症例をご紹介いたします。私が神楽坂で開業してまもなく、精密根管治療を希望され他院より転院をされてきた30代女性の方です。主訴は根管治療の途中でしたが、痛みが引かず当院で行なっている精密根管治療を調べてご来院されました。私は全力で痛みを無くすこと、また歯を残せるようにマイクロスコープを駆使した精密根管治療とジルコニアクランで治療に取り組んだ一症例です。

◎下の歯の口腔内写真

緑の矢印部(←)が今回治療を行った右下の第一大臼歯です。白い部分は仮の詰め物がされておりました。仮の詰め物の範囲からも、大部分の歯がなくなってしまっていることがわかります。

では次にレントゲン写真とCT写真の状態です。

◎レントゲン所見

レントゲン写真より、根の先の影(透過像)が後ろの奥の第二大臼歯のところまで広がっているように見えます。またレントゲンからの隣の歯と接する部分の歯が薄くなっています。


実際に透過像の範囲は第二大臼歯まで及んでおり、第二大臼歯の歯髄も死んでしまっている可能性も考えられました。そのため、コールドテストと言って歯に冷たい刺激を加えて歯髄の反応を確認しました。加えて歯髄電気診という微弱は電気刺激を第二大臼歯に加えたところ、歯髄は正常な反応を示したため、CT及び複合的な検査から第一大臼歯由来の透過像として、精密根管治療を開始しました。
今回の治療も精密根管治療のためマイクロスコープを用いて、ラバーダム防湿を行い、治療を開始しました。

治療を開始して2回目の来院の際に、痛みは軽快し、患者さんも日常生活に支障がなく過ごせるようになりました。

その後も根管治療を進めていき、根の中に薬剤を満たす根管充填を行いました。
最初のレントゲンと比べるとレントゲン写真の透過像が小さくなり、また骨が治ってきたことにより透過像の部分が白くなってきたのがわかります。

これは根管内にいる細菌と生体の免疫のバランスで、免疫が優位になり、骨が再生してきたことにより、透過像の部分が白くなったと言えます。

◎根管治療終了後はクラウン治療へ

根管充填が終わった後は、歯の内側が空洞になっているため、歯の頭の部分(歯冠)の補強のために高強度の歯科用レジンを用いて、内側の空洞を歯科用レジンで満たして強度も強くします。その処置を支台築造と言います。
支台築造の後はジルコニアクラウンが被さる前に仮歯を作ります。透過像の経過を確認するために仮歯の状態で3ヶ月ほど経過を確認しました。再度レントゲンを撮影し、透過像がなくなり不透過性の亢進(レントゲンで根の先の黒い影が白く濃くなっている)のが確認がとれたため、うみがなくなり、治癒の経過が良好であったためジルコニア治療に移行しました。

だいぶ透過像がなくなっているのがわかります。骨が再生しているのがレントゲン所見からもわかります!
歯科医として、この透過像がなくなっていくことが、根管治療後の経過確認の際にとても治療をした甲斐があったと感じます。

上記の写真は支台歯形成と言ってジルコニアクラウンが被さるように歯科用タービンで仕上げた状態です。そしてこの状態をシリコンの材料で型を取ります。
この型取りをもとにジルコニアクラウンを専門に作成してくれる歯科技工士により、下の写真のように綺麗なジルコニアクランを作成してもらい、専用の接着剤で装着した際の写真です。
ジルコニアクランを作ってくれる歯科技工士の技術もあり、ご自分のもとあった歯を復元するように歯ぐきとも調和して、ご自分の歯と同じように噛むことができるようになります。

◎今回の症例のまとめ

今回の治療は精密根管治療(マイクロエンド)とジルコニアクラウン治療を併用して、抜かずに歯を残すことができた症例をご紹介しました。
ク歯を残すか、抜歯をしてインプラントなどの治療に以降するかは今回の症例ではクリニックの方針により見解が分かれ、治療方針が異なると思います。
当院はマイクロスコープを用いて、他院で抜歯と言われた歯を残すことができないか、日々治療にあたっています。

初めの治療から早くも2年以上が経過しました。その経過を確認するためにCTを撮影しました。初診時の矢印部分を見ていただければおわかりいただけると思いますが、透過像がなくなり、骨がしっかりと再生して治っているのがわかります。
2年経過した時点でも違和感なく、日常生活に不便を感じておらず、精密根管治療とジルコニアクラウン治療で歯を残すことができ患者さんのQOL(生活の質)を維持できたことが医療人としてお力添えできたと感じられました。
抜歯ではなくご自分の歯を残すための精密根管治療は日々簡単に抜歯をされてしまう歯を救うことのできる、最高の歯の保存治療だと思います。歯を抜かずに残したいという患者さんの思いに寄り添って治療をしたいと思っています。

◎治療後のメインテナンス

現在は当院でメインテナンスに移行しております。歯の治療が終わってからは再発を防ぐため、プラーク(歯垢)を除去する治療を3か月に一回は受けていただきます。患者さんが真面目に通っていただいた成果もあり、今回この歯を抜かずに精密根管治療で残すことができました。
今回の治療は治癒経過を含めると約6ヶ月以上の治療期間でした。
治療にかかった来院回数は10回です。ご遠方にも関わらず、真面目に通院していただき、私たちも最大限の治療をご提供できたと思っています。
今後も治療した歯を含め、お口の健康維持のサポートをいたします。

◉治療費(※全て自由診療で行いました)

根管治療:178,000円(CT撮影、お薬交換代を含む)
支台築造:38,500円(再診料含む)
仮歯:11,000円(再診料含む)
ジルコニアクラウン:187,000円(型取り代、再診料含む)
合計:414,5000円

◉リスク

・治療中の痛み・腫れ
・歯が薄くなっているため、破折の危険性
・被せ物のが欠ける
・炎症の再発

根管治療とジルコニアクラウンによる補綴治療で歯を残せた症例をご紹介しました。ここまでお読みいただきありがとうございました。マイクロスコープを駆使して歯を残す治療を当院では専門に行なっています。抜かずに治したい、根管治療をしてご自分の歯を残したいという方の参考になれば嬉しいです。治療に関してはお気軽にご相談くださいませ。皆様の歯を残したいという思いに寄り添って、スタッフ一同で歯をまもる治療をご提供いたします。

東京神楽坂歯科
院長 菊地英樹

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