神楽坂駅徒歩3分の歯医者「東京神楽坂歯科」です

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顎関節症治療

【快適な機能回復へのアプローチ】

当院では、顎関節症の患者さまに対し、ピボット型マウスピースを中心とした治療を提供しております。顎関節症は、顎の関節や筋肉に痛みや不快感を引き起こす症状で、長期間放置すると、顎の動きや噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。当院では、患者さま一人ひとりの症状に合わせて最適な治療を提案し、顎関節症による不快感を軽減することを目指しています。

ピボット型マウスピースは、顎関節の位置を安定させ、適切な噛み合わせをサポートする治療器具です。特に、顎関節の痛みや違和感、開口障害のある方に効果的です。ピボット型マウスピースは、患者さまの歯型に合わせてオーダーメイドで作成され、適切な圧力分散と安定性が得られるように設計されています。

顎関節症

顎関節症とは、顎関節(上下の顎を繋ぐ関節)や周囲の筋肉・組織に痛みや不快感を引き起こす症状のことです。顎関節症は、顎関節や顎周囲の筋肉に問題が生じることで、口の開閉や噛み合わせに影響を与えることがあります。

原因

顎関節症の原因はさまざまで、ストレス、歯の噛み合わせの不具合、顎関節の構造的な問題、過度な顎の使い方(例:硬いものをよく噛む)などが考えられます。また、習慣的な歯ぎしりや食いしばり、口呼吸なども顎関節症を引き起こす原因となります。

症状

  • 顎関節の痛みや違和感
  • 顎関節の音(ジャリジャリ、ガコッ)
  • 顎の動きの制限(口が開かない、噛むときの違和感)
  • 顎周囲の筋肉の緊張や痛み
  • 頭痛、耳痛、肩こりなどの関連症状

顎関節症の治療法は、症状の程度や原因によって異なります。一般的な治療法としては、マウスピースの装着、筋肉のマッサージ、痛み止めの投与、生活習慣の改善などが挙げられます。重度の場合は、外科手術が必要となることもあります。

顎関節症に影響するTCH(歯列接触癖)と歯ぎしり

顎関節症には、TCH(歯列接触癖)と歯ぎしり(ブラキシズム)が影響しているといわれています。これらは顎の筋肉に過度な負担をかけるため、筋肉の緊張や疲労が顎関節に悪影響を及ぼし、顎関節症やさまざまな体調不良を引き起こすことがあります。

TCH(歯列接触癖)とは?

TCH(歯列接触癖)は、日常生活の中で無意識に上下の歯を持続的に接触させる癖のことです。通常、上下の歯は会話や食事の際にのみ接触し、リラックスした状態では接触していません。しかし、TCHの癖を持つ方は、顎の筋肉に大きな負担がかかることで、筋肉の疲労や顎関節への過度な緊張が引き起こされ、顎関節症や頭痛・肩こりなどの原因となります。顎関節症を予防・改善するためには、このTCHの癖を改善することが重要です。

歯ぎしり(ブラキシズム)とは?

歯ぎしり(ブラキシズム)は、歯と歯が強くこすり合わされる状態のことで、筋肉の緊張や疲労、顎関節への負担が増える原因となります。歯ぎしりはブラキシズムとして分類され、以下の3つのタイプがあります。

グラインディング 上下の歯を強く擦り合わせることで、「ギリギリ」という音がします。一般的な歯ぎしりであり、歯がすり減ることでエナメル質や象牙質にダメージを与えることがあります。主に睡眠中に起こります。
クレンチング(食いしばり) 上下の歯を強く噛み締めることです。昼夜を問わずに起こりますが、音が出ないため自覚症状がほとんどありません。ストレスや緊張が原因で発生することが多いといわれています。
タッピング 上下の歯をカチカチと過剰に噛む動作です。主に睡眠中に起こります。歯が消耗する原因にもなります。

自宅でできる顎関節症治療

リハビリ

顎関節症の症状緩和には、顎周りの筋肉をストレッチしたり、顎関節を動かすトレーニングをしたりすることが効果的です。
方法を間違えると症状を悪化させる可能性があるため、必ず医師の指導のもと行うようにしてください。当院では患者さまの症状に合ったリハビリをご提案いたします。

生活習慣の改善

ストレス軽減やリラックスを意識し、適度な運動や良質な睡眠を心がけましょう。また、硬い食べ物や大きなかたまりの食べ物を避けることで、顎にかかる負担を減らすことができます。
また、うつぶせ寝や頬杖をつく行為も顎に負担がかかります。無意識で行っている場合も多いかと思いますが、自分が今食いしばっていないかなど普段から意識することが大切です。

顎関節を冷やす・温める
冷やす
(強い痛みがある場合)
氷やアイスノンをタオルでくるんで、痛む部分に10分程度当てます。痛みが和らいだら、ゆっくり口を開け閉めし、顎関節と筋肉を伸ばしてください。
温める
(顎を動かしたときに痛みがある場合)
水で濡らしたタオルを絞ってビニール袋に入れ、電子レンジで1分ほど加熱します。適度な温度に冷ましてから、痛む部分に広範囲に当てます。5分ほど温めたら顎を動かしましょう。1日数回繰り返すと効果的です。
マッサージ

顎の筋肉が痛む場合は、マッサージも効果的です。指2〜3本で、痛みが強くならない程度の力で柔らかく押しながら、ゆっくりと円を描くようにマッサージします。顎関節を温めたあとや入浴時にマッサージを行うと、血行が良くなっている状態なので効果が高まります。ただし、筋肉に負担をかけないよう、強い力で揉むことは避けてください。

歯科医院で行う顎関節症治療

マウスピースの装着

顎関節症に対して効果的なマウスピースは、患者さまの歯型に合わせて作成されます。顎関節の負担を軽減し、歯ぎしりや食いしばりによる影響を緩和できます。基本的に、マウスピースは寝る時に装着します。

痛み止めや抗炎症薬の投与

痛みや炎症を抑えるために、痛み止めや抗炎症薬を処方することがあります。顎関節症の症状が一時的に緩和され、日常生活を快適に過ごすことができます。

ピボット型マウスピース

ピボット型マウスピースは、全ての歯列をカバーするタイプで、その特徴は左右の最後の臼歯部分(奥歯)にある突起にあります。この突起により、奥歯だけが接触し、下顎の骨が回転するような力が働きます。その結果、顎関節部が伸び、顎関節への負担が軽減されることを目的としています。

ピボット型マウスピースは、顎関節症の患者さまに対して、顎関節の圧力を減らし、症状の改善を促す役割を果たしています。顎関節症治療に使用されるマウスピースにはいくつか種類がありますが、ピボット型マウスピースは、顎関節症治療において効果的な選択肢の一つとなっています。

ナイトガードとの違い

顎関節症治療に用いられるマウスピースには、「ナイトガード」と「スプリント」という二つの種類があります。

ナイトガード

ナイトガードは、主に就寝中の歯ぎしりや食いしばりを防ぐために使用されるマウスピースです。歯ぎしりや食いしばりは、強力な噛みしめにより顎関節への負担を増やします。また、歯がすり減る原因にもなります。ナイトガードは、クッションの役割を果たすことで歯や顎にかかる力を抑制し、歯の損傷や顎関節への負担を軽減します。

スプリント

スプリントは、顎関節症治療に用いられるマウスピース治療の一つです。スプリントの目的は、顎関節症の症状の緩和です。主に就寝中に装着しますが、症状があれば日中も使用することがあります。スプリントは、顎関節の位置を調整や、適切な噛み合わせをサポートすることを目的としています。これにより、顎関節の機能が正常に戻り、痛みや不快感が軽減されます。