COLUMN
2024年8月21日
1. 導入
歯科エアフローとは何か
水流の中にエリスリトールを加えて、歯垢(デンタルプラーク)やステインを綺麗に落とす歯科用機器です。
1.
歯科エアフローの重要性と利点
エアフローは歯表面を削らず(傷つけず)に、デンタルプラークやステインを除去することができます。従来の超音波や歯科専用のブラシを用いると歯の表面が削れてしまう恐れがありましたが、エアフローはその心配がありません。
1.
歯科エアフローが普及している背景
歯周病治療及び予防歯科で普及しています。その理由は的確に歯周病や虫歯の原因となるバイオフィルム(プラーク)除去できることです。
1. 歯科エアフローの基本原理
使用する機器とその機能
EMS社のプロフィラキシスマスターを用いて、より細かい粒子を噴射することでステインやプラークを綺麗に歯の表面や歯と歯の間を清掃します。
1.
主要な成分(パウダー、水、空気)の説明
主要な成分はエリスリトール(粒子)、水、圧縮された空気です。
1. 歯科エアフローの利点
効果的なプラーク・ステインの除去
的確にプラーク及びステインを除去します。手用スケーラー(超音波なども)では除去しきれない箇所も綺麗に除去することができます。
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歯の健康と美観の向上
プラークをエアフローで定期的に除去することで、歯周病、う蝕予防に繋がります。また、コーヒーや紅茶、ワインなどで歯の表面に付着したステインも綺麗に歯を削らずに除去することができます。
1.
患者への負担軽減
従来のクリーニングは手用スケーラーや超音波機器を用いて行なったいました。その際、歯茎に痛みが出ることがありましたが、エアフローではその心配はかなり少ないです。痛みという観点から、従来のクリーニングより負担がかなり軽減されますし、治療時間の短縮にも繋がります。
1. 歯科エアフローの手順
初回診察とカウンセリング
エアフローの前には必ず歯周ポケット検査を行います。また歯肉に強い炎症所見が認める場合は、エアフローにて歯肉を損傷する危険性もあるため、歯肉の炎症が少し治った状態での承知を推奨しています。
1.
術後のケアと注意点
術後、食事またはご飲食は30分控えていただきます。
1. 歯科エアフローの適応と制限
エアフローが推奨される患者
歯周病治療、歯の表面のステイン除去、定期的なメインテナンスの方に推奨されます。
1.
エアフローが適さない場合
気管支炎など、呼吸器疾患お持ちの方には適用で機内場合があります。
1. 歯科エアフローの最新技術とトレンド
将来的な展望
今後もエアフローによる、予防歯科、歯周病治療は進んでいくと思います。
1. 患者の声と体験談
実際の患者の体験談
エアフローを体感していただいた方のほとんどは、痛みなく、歯が綺麗になることにすごく感動されています。「歯の表面がツルツルになった」「今までこんな痛みのないクリーニングを受けたの初めて!」「ステインが今まで気になっていたけど、短時間で除去できて感動した!」などエアフローの効果を実感していただいた方の嬉しい感想をいただいております。
今後も口腔内の健康のため、エアフローを用いて、メインテナンスや歯周病治療、審美治療を行なっていきたいと思います。今までのクリーニングと全く違うクリーニングを是非当院で体感していただければと思います。