FAQ
矯正治療や噛み合わせ、ブラッシングなどによる歯肉の下がってしまった箇所(歯肉退縮)へご自分の歯茎を移植して治療する方法です。 ご自分の体の組織を使うため、アレルギー反応なども基本的にありません。
歯肉退縮が認められる箇所に適応します。
矯正治療や噛み合わせなどで歯茎が下がってしまった場合に行う行うケースが多いです。
歯茎の再生療法や移植治療は、まずクリーニングを優先して行います。歯茎(歯肉)の周りにプラーク(歯垢)がついていると、感染の原因や治療の成功に大きく関わるため、クリーニングをして綺麗なお口の中の環境になりましたら手術に移行します。
手術は基本的に一回(一日)で終了で、手術時間は約2時間ほどです。
ご自分の歯茎を用いて治療を行います。多くの場合、口蓋(上顎の部分)の歯肉を採取し、歯肉退縮を起こした場所に移植を行います。
術後のリスクとして、感染した場合に移植した組織が、うまく移植した場所に安定しないことがあります。また年齢とともに健康な歯茎(歯肉でも)は約0.1mm下がると言われています。そのため、術後のリスク軽減のため、手術前のクリーニン治療をしっかり行うことが大切です。
健康な歯茎であれば、年齢に合わせて変化します。健康な歯茎(歯肉でも)は約0.1mm下がると言われています。そのため10年で約1mm程度は健康な方でも退縮すると思われます。
歯茎の移植治療は一箇所につき一回(1日)で終了します。しかし、手術後の次の日やそれ以降も消毒が必要ですので、合計でも約5日は最低でも手術後にご通院いただきます。
手術中の痛みは麻酔して行うため、基本的に痛みを伴うことはありません。しかし術後に鈍痛を伴います。術後1〜2日目が痛みのピークです。
当院では保険適用外(自由診療)での治療です。
大前提として、手術が適用できる場合か否かがとても重要せです。そのため、歯茎の検査(レントゲン含む)を行い、歯茎の移植治療ができるか診査・診断を行います。また、口腔内が綺麗であるのも手術が行える場合に最も重要な条件となります。
大きさや範囲(何本の歯か)にもよりますが、約11万円〜の治療費をご負担いただきます。状況により治療時間や必要な組織の量が変わるため、上記の治療は概算です。最終診断の上、治療費をお伝えしております。
歯茎の移植治療により、歯肉退縮(見た目)を改善することができます。歯茎が健康な状態になりますので、歯の根の虫歯の予防にもつながります。
歯肉退縮が気になる方が治療の対象です。また、当院では手術後の移植した歯茎の健康を維持するため、定期的な歯茎のメインテナンスを行っていただける方に治療を行っております。
歯茎の移植治療は組織を移植するか否かという点で異なります。
歯周病で歯茎が下がってしまった場合には、歯周組織再生療法(歯茎ではなく、歯槽骨の再生を目的とする)を行います。
リハビリは必要ありません。しかし、定期的に移植した歯茎の健康を維持するためのクリーニングを継続していただく必要があります。
手術したその日は、飲酒、運動、入浴(シャワー可)など血液循環が良くなる行為は避けてください。食事の制限は基本的にございませんが、傷口に刺激となるような、固いもの、辛いものなどは避けることが望ましいです。
ご自宅でのブラッシングと当院でのプロフェッショナルクリーニングが再発の予防につながります。手術が成功した後のケアが何よりも大切です。
70%~90%と言われています。しかし、個々の状況や治療の難易度により数値としては変動します。
繰り返し行うことはできます。また複数回に分けて治療を行う場合もあるため、診断の上術式や、治療方針を決定いたします。
歯科医院での歯茎の検査を受けて、治療が本当に必要かの説明を受けてください。本当に必要な場合や、そうでない場合もあるため、歯科医師及び歯科衛生士による検査、方針、術後のリスク説明をお聞きになることを推奨いたします。