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歯のコラム

COLUMN

治療の質を高める!歯科で使用するマイクロスコープってご存知ですか?

2023年10月23日

Professional Dental endodontic binocular microscope

こんにちは、東京神楽坂歯科院長の菊地です。今回は当院で日々精密な治療に活用しているマイクロスコープについてお話しします。最後まで目通しいただけますと幸いです。
はじめに
マイクロスコープはモノを拡大して見ることができる機器です。精密な歯科治療では欠かすことが出来ません。より良い治療を提供するため使用される素晴らしい機器です。

歯科用マイクロスコープの基本

歯科用マイクロスコープの概要

用途と特徴

マイクロスコープは歯科の領域では歯などを拡大する精密機器です。医科では形成外科・脳神経外科・眼科・整形外科など幅広く使用されております。歯科で使用するマイクロスコープの最大拡大率が約20倍です。お口の中はとても狭く、治療をする際は繊細な技術が求められます。そのため、マイクロスコープは歯科治療にとって欠かすことのできない機器です。
マイクロスコープ下で行われる治療は、治療の質が向上すると言えます。肉眼では見ることのできない極小さな箇所や歯の見えない部分が正確かつ拡大してみることが出来ます。そのため、今まで原因がわからなかった歯の痛みなど、正確な診断の一助となっています。

主な機構と要素

マイクロスコープには大きく3つの役割があります。
一つ目は拡大です。前記の通り、拡大をしてモノ(歯やお口の中の組織)を見ることが出来ます。
二つ目は光源です。口腔内は自然の光では暗く、虫歯など治療をする際に光がないと詳しい歯の状態などがわかりません。マイクロスコープには口腔内を明るくして実態を捉えるためにLEDライトなどが搭載されております。歯科医院の診療台にはお口の中を照らす照明があります。マイクロスコープなしで根管治療(歯の根の治療)を行う際にはその照明の明るさだけでは不十分です。マイクロスコープに搭載されたLEDライトなどがあることにより、拡大したところを明るくし、詳細の把握・治療の質・診断への一助となっています。
三つ目は記録です。マイクロスコープは口腔内の組織や治療を画像と動画で記録することが出来ます。特に治療内容を動画で記録できるシステムを構築することで、治療内容の振り返りや内容を説明するために大変有用です。当院ではこの動画で記録するシステムを構築しています。ご自分の口腔内で行われた治療が実際に見れることで一つでも不安の解消につながるよう、治療内容の要点を動画を使って説明しています。

微細な異常の観察と早期診断

歯垢や微細な虫歯の検出

歯垢(デンタルプラーク)

歯周病の原因である歯垢(デンタルプラーク)の付着している部分の観察に有効です。また、歯茎の溝(歯周ポケット)の中に蓄積された歯石を見つけ、除去をする際にもマイクロスコープは有用です。当院では、歯周病治療の歯周組織再生療法などでマイクロスコープを用いた精密な治療で使用しております。

虫歯

マイクロスコープを使用することで、虫歯の取り残しがほぼなくなります。奥歯の虫歯を正確に取り切るのにとても有効です。また、歯と歯の間の小さな虫歯もマイクロスコープを使用することで見つかることも多いです。

歯の亀裂の発見

歯は硬いもの噛んだ時、日々の歯軋りや食いしばりが蓄積されてひび割れを生じることがあります。それが原因で歯の痛みを誘発することがあります。この亀裂はレントゲンを撮影しても、わからないことがあります。その際に用いるのがマイクロスコープです。見た目上、歯に異常はなさそうに見えても、マイクロスコープで拡大してみた際に亀裂を確認できることがあります。

治療の精度向上

根管治療

マイクロスコープは根管治療に不可欠です。歯根の形態は前歯〜臼歯にかけて様々です。歯根はとても細く、奥歯にいくほど直接見ることが困難です。マイクロスコープを活用して治療を行うことで、歯根の状態を把握し、根の先にできる膿の原因(感染源)を的確に洗浄及び除去することを可能とします。
また上顎第一大臼歯の副根管(MB2)と呼ばれる、とても細い根管もマイクロスコープを駆使して治療を行うことも可能です。MB2が見落とされてしまうケースでは、追々膿の形成や痛みの原因となるため的確な処置が求められます。
マイクロスコープを使用することで、根管治療の精度は向上します。当院でも根管治療の際はマイクロスコープを使用して、精密な根管治療を提供しております。

歯髄保存療法(VPT:Vital Pulp Therapy)

虫歯が歯髄(歯の中にある神経)のかなり近くまで痛みなどなく進行している場合、歯髄を取らずとも(根管治療により歯の神経をとること) 残せる治療方法があります。その方法がVPTです。虫歯を取り除いて、露出した歯髄に対して専用のお薬(当院ではMTAを使用)直接置き、歯髄を残す治療方法です。従来の治療は、歯髄が一部でも見えた場合に抜髄といい神経をとる根管治療を行なっていました。しかし、マイクロスコープを用いたVPTはより高い精度で神経を残すことができるようになりました。
※歯髄保存療法(VPT)には適用があります。的確な診断のもと行われる治療方法です。当院でもVPTは行なっておりますが、全ての歯髄がこの治療で残せるという訳ではありません。当院では診査・診断を行い、VPTが適用になるかを見極めた上で最善の治療を提供しております。

虫歯の治療

前述しておりますが、虫歯の取り残しがほとんど無くすためにマイクロスコープがとても有用だとお話ししました。
虫歯を除去した後の詰め物をする際にもマイクロスコープは活躍してくれます。セラミック治療など、詰め物と歯の境に段差が出来なくするために細部まで歯の表面を整えることで、歯にピタリとあった精度の高いセラミック治療を可能としています。

治療の効率化

早期診断による治療の迅速化

肉眼では見えない、微細な歯や口腔内の異常を見つけることで、診断の一助となります。

歯科医の作業効率向上

我々歯科医師にとって、長時間集中して治療を行う際に、姿勢が重要です。不安定な姿勢の中で一日治療をするのはとても過酷です。マイクロスコープは歯科医の視点から、我々の身体も守ってくれております。座った姿勢でマイクロスコープをのぞいて治療ができるため、正しい姿勢で治療をすることが出来ます。そのため、長時間その姿勢で治療をしてもほとんど身体的に疲労感は出ません。治療には常に最高のパフォーマンスで臨まなくてはいけません。皆様のお口の中の健康、そして我々歯科医師の身体的健康も守ってくれているのがこのマイクロスコープ診療の大きな特徴でもあります。

患者の痛みや不快感の最小化

歯科の治療は痛みを伴うイメージがあると思います。マイクロスコープが直接的に痛みを軽減する機器ではありませんが、治療を質を高められることで術後の痛みや不快感の軽減にはつながります。

マイクロスコープによる記録と説明

マイクロスコープ映像を通じた患者への説明

当院では治療をマイクロスコープで録画をしています。治療の映像を見ていただくことで、より治療の内容を理解していただけると思います。

治療プロセスを理解しやすくなる

治療について、口頭で説明を受けてもわからないことが多いと思います。実際に治療を動画で見ていただくことで、治療の内容その後のプランについても理解がしやすくなると思います。当院では治療の要点を可能な限り動画で皆様に説明しております。

ここまで、マイクロスコープについて説明しました。歯科用マイクロスコープはこれから益々普及してくると思います。マイクロスコープを使用することで治療の精度、成功率、効率、治療の満足度の向上が期待できます。今まで治療を受けられてきて、腑に落ちない点なども当院では丁寧に説明、治療を提供する所存です。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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