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歯のコラム

COLUMN

エアフローでお口の健康を!

2024年1月22日

東京神楽坂歯科院長の菊地です。本日は当院で行なっている最先端の歯周治療機器、エアフローについてお話しします。従来の機器と比べ「歯」への物理的な刺激がかなり軽減しながら、口腔内のプラークを確実に除去することが可能です。そのエアフローの特徴や有用性などを今回お話しします。

エアフローとは何か?

エアフローとはグリシンパウダーと水流を組み合わせて、口腔内のプラーク(ばい菌の塊)を除去する歯科用機器です。

歯科治療におけるエアフローの役割

エアフローの役割は、口腔内のプラークを正確に除去することです。また審美的な面から歯の表面についたステインも除去することができます。

エアフロー技術の進化

エアフローは水流にグリシンパウダーを加えることで、プラークやステインを除去することが可能です。基本的にプラークは物理的にしか(擦るなど)除去できません。エアフローの機能により高い圧力の水流に、グリシンパウダーを組み合わせることで、物理的に歯の表面や歯と歯の間のプラークを除去することを可能としています。

歯科用エアフローの原理

エアフローの基本原理

エアフローは水と粉末と圧力を組み合わせた機器です。水は水流、粉末はグリシンパウダー、そこに圧力を加えることで高圧洗浄機のような機能を発揮し、的確に口腔内のプラークを取り除きます。

エアフローによる歯のクリーニングメカニズム

エアフローは水流にグリシンパウダー加え、圧力をかけて歯の表面に吹き付けることでプラークを物理的に取り除きます。グリシンパウダーが物理的にプラークを除去し、水流によってプラーク、ステインを洗い流します。

歯科用エアフローの利点

プラーク(歯垢)と着色の除去

エアフローはプラークと着色の除去にとても有効な治療です。エアフローは歯を傷つけません。歯を傷つけずに、治療ができることから、歯にとってとても優しい治療方法と言えます。

歯の表面の滑らかさ

エアフローは歯の表面の汚れを水流と細かなパウダー粒子によって除去します。そのため、歯の表面に残っている汚れを的確に除去することができるため本来の歯の表面の滑らかさを引き出すことが可能です。

歯肉への優しいアプローチ

エアフローは物理的な歯肉の損傷を軽減することが可能です。基本的に歯肉が大きく炎症のない状態でエアフローを用いて処置をすると、歯肉を損傷することがほとんどなく、痛みもほとんどありません。歯だけでなく、歯肉も極力損傷のないように処置することが可能です。

エアフローの他の利点と比較

エアフローは従来の歯周病治療で用いる機器と異なり、歯を削らずに表面のプラークやステインを除去できることが大きな利点です。従来の治療では、超音波機器を使用してプラークを除去します。超音波により歯の表面が削れてしまうため、定期的なメインテナンスにより、少しずつ歯が削られてしまいました。また、歯と歯の間のプラークが除去しきれない場合や処置時間も長くなります。エアフローにより効率よく従来の方法では除去しにくいプラークを確実に取り除き、処置時間も従来と比較すると短くなるもの大きな利点です。

使用シーンと適応症例

歯科クリーニングにおける使用

クリーニングにおけるエアフローの有用性はとても高いです。審美的な面から、歯の表面にこびりついたステインや茶渋をエアフローを用いることで、綺麗に除去することが可能です。

虫歯予防のための応用

虫歯予防でも効果を発揮します。虫歯の原因は虫歯菌によるものです。この菌はプラークの中に生息しているため、定期的にエアフローでプラークを除去することにより虫歯予防につながります。虫歯は生活習慣病です。そのため、日頃の生活習慣や食生活による影響しています。エアフローだけで虫歯を防げるわけではなく、健康的な生活習慣の確立も同時に必要です。

審美的な目的での利用

前記での通り、ステインや茶渋などの着色を綺麗に取り除くことが可能です。またホワイトニング治療の際もとても有効です。ホワイトニング治療前に、エアフローを行うことで、方面の汚れを一掃でき、ホワイトング剤がより歯の表面に効果的に作用します。またホワイトニング後の継続したエアフローにより、歯の白さの維持にもつながります。

歯周病治療への応用

エアフローは歯周病治療にとても有用です。歯周病はプラーク(ばい菌の塊)による歯茎からの感染症です。プラークを除去することが、歯周病の予防、口腔内の健康の維持に大きく寄与します。当院では、エアフローによる歯周病にならないような予防歯科、歯周病改善のために日々エアフローを使用しています。またエアフローだけで、歯周病が改善されるわけではありません。虫歯と同様に、歯周病は口腔内の感染症であると共に生活習慣病の一つです。日頃からご自宅での歯ブラシなどのケアに加え、エアフローによる専門的な治療が歯周病の改善や予防につながります。

歯科用エアフローの注意点と制約

使用上の注意点

エアフローは歯肉に強い炎症がある場合などは使用することができません。強い圧の加わった水流と粒子により、逆に歯肉を痛めてしまうことがあるため、歯肉の炎症が落ち着いた状態であることが必要です。

特定の状態や疾患への制約

喘息や慢性的な呼吸器疾患のある方は使用ができません。基礎疾患の悪化を招く恐れがあります。

ペースメーカーや特定の患者への適用

重度の心疾患を有する方には、症状が悪化する危険性があるため使用ができません。

歯科医師の視点から見たエアフロー

歯科医師の評価と経験

エアフローは歯科医師及び歯科衛生士が使用します。基本的に歯科衛生士によるPMTCで使用することが主で、使用に当たっては術者の経験もそうですが、適切な使用方法、適用症例を熟知して使用する必要があります。

歯科チームとの連携

エアフローは予防歯科を中心としたクリニックで、とても有用です。歯科医院のコメディカルでの連携にあたり、エアフローによるGBTシステムに沿って予防医療を推進することはクリニックとしても同じ方向性を示すことができます。

患者の視点から見たエアフロー体験

患者の感想と意見

「痛くない」「従来の治療と比べて快適」などのお声をいただきます。歯に物理的な刺激が少ないため、不快感の軽減につながり、しっかりとプラークを除去するなどの治療ができます。そのため、我々術者とって効率よくプラークやステインが除去でき、患者さんにとっては不快感の軽減、治療時間の短縮など双方にとってメリットの多い治療方法です。

エアフローによる治療の快適性

エアフローは歯、歯肉そして口腔内で心地の良い水流で治療を行うため、不快感がかなり軽減されます。従来の治療方法は細い機器を使用して治療を行うため、歯茎を損傷するなど痛みを伴うことが多いです。エアフローはそういった不快感を軽減し、お口の中を快適に治療を行える最先端の機器といえます。

まとめ

エアフローの重要性と将来

前記の通り、エアフローは歯を傷つけずに効率良く、痛みなく治療ができ最先端の歯科医療機器です。審美的な治療を始め、今後はより予防型の歯科治療に変化していく中で、欠かせない機器です。

歯科医療におけるエアフローの役割

ステインなどの着色をとること。歯周病の原因であるプラークをとること。口腔内の健康増進には不可欠な治療がエアフローです。

ここまで、エアフローについてお話ししました。当院では自由診療の扱いで治療を提供しております。的確にプラークを除去し、不快感なく治療を受けていただけると思います。ご不明な点はお気軽に当院までお問い合わせください。皆様の口腔内の健康を確かな技術と診断で、お守りできるように今後もスタッフ一同、尽力してまいります。

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